2025年ウエサク祭を終えて~
- 2025年研究会
- 5月23日
- 読了時間: 6分
4月に8年続けたアリスベイリー秘教本の読書会を完了させ、5月のウエサク祭をNYで仲間たちと共に過ごしー「ここから」のことを考えています。自分の備忘録に、ここに「点」として現在地を書き残します。公に宣言すれば、自分の意識もグラウンディングするので。
その起点となる文章を「ハイラーキーの出現/下巻」のp217から引用します。おそらくこの文章はいま大切な箇所です。
このハイラーキーの整列と調整による結果の一つとして、三つの惑星センター間で流動的な相互作用と移動が初めて確立されるであろう。チョハン方は今日、ハイラーキーを抜けて世界の主の大評議会に入るか、七つの道のいずれかに進もうとしている。アシュラムを担当する上位の大師方は、高位のイニシエーションを受けてチョハンの地位に就こうとしている。第三段階以上のイニシエートは速やかに第四、第五イニシエーションを受けて(一つの生涯で両方のイニシエーションを受けることで) 大師になろうとしている。そして、彼らの地位は下位のイニシエートたちが占める一方、こうした下位のイニシエートたちは弟子たちを訓練して自分たちの地位に就かせている。 私たちはやがて、こうした代替や交代の過程を経て、人類とハイラーキーの間に象徴的に存在し今日大きく開いている扉へと到達するのである。そのようにして、受け入れられた弟子はイニシエーションを受け、誓いを立てた弟子は受け入れられ、受け入れつつある(従順な)弟子は誓いを立てようとしている。 このように、大きな新しい動きが進行しており、相互作用と相互交流は途方もなく増大している。 これは西暦2025年まで続くであろう。今からその時までの期間に、非常に大きな変化が起こり、2025年の―通常通り1世紀ごとに開催される―ハイラーキーの全体会議において、ハイラーキーの外的顕現の第一段階に向けた日付がおそらく設定されるであろう。(今からその日付までの) 現在の周期は、専門用語では「The Stage of the Forerunnerー先駆者の段階」と呼ばれる。この段階において、その性質は準備的であり、用いる方法は試験的であり、そのテクニックや結果は啓示的になるよう意図されている。
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世界平和を願ってコミュニケーション技術を学ぶ、NPOやNGOで働く、日々の生活のなかで善を実践ーも素晴らしい奉仕です。しかし、それでも続く世界の貧困、戦争や残虐行為ーの前には絶望したり、空虚感を抱くのではないでしょうか。日常で粛々と働くことに加えて、さらに出来る奉仕は何だろうかーを、私はずっと探求してきました。
というより、幼少期から答えを知っていたと思います。それは「祈りと信仰」です。しかし既存の宗教への信仰ではないことは、神道や仏教を学んできた経験上で理解しました。
その結果、アリスベイリー秘教学に出逢い、アーケインスクールで学んだ秘教瞑想で自分を整え、そして世界の仲間たちとグループ瞑想を実践して、宗教を越えた「新しい祈りと信仰」があるのだと希望を抱きました。DK大師は宗教をシンプルに定義します。「宗教とは人間の祈願に対する神の応答である」と。
そして私は思うのです。この世界平和は人間の努力だけだと時間がかかり、カルマの犠牲が大きすぎるーと。人間を越えた存在の助けが必要だと。
見えない存在(ハイラーキー)に希望を抱き祈願を行動しなくては、この平和な日本において「自分と身近な友人知人の霊的成長のためにだけ頑張り、好きなことをして人生を自由に楽しむだけ」で終わってしまうと。そのような自由な生き方もよいーと思える自分もいますが、内側に意識を留めようとしても世界の痛みに反応して共鳴する自分がいるのです。
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だから私が目指すのは、日本に「祈願のグループ」を創ることです。世界の秘教徒たちとグループ瞑想を積み重ねてきたことで、私は心から確信しています。「祈願で世界は変えられる。正しく祈願すれば見えない存在は応答する」と。 このグループは人知れずに働くので、人数は多くはありません。公式に募集されることも、参加費や会員費の徴収もありません、欠員は会員の推薦で補充して、必要な経費が掛かる時は折半や寄付をお願いするでしょう。 叡智を学ぶこと、瞑想を日々の日課とすること、そして奉仕のテーマを人生で実践しつづけることーこれが入会の条件です。 これはアーケインスクールの生徒で在り続ける条件でもあります。
でも「入会」とか「会員条件」などの言葉にすると違和感がでます。主観的なことを言葉にした途端に物質化されるからでしょうね。条件も「サボりたくなること、人生にはあるよね」という理解の上では、条件はあったりなかったり…ですが。
とはいえ「世界を変えるほどの祈願」となると、「毎日の積み重ね」への覚悟と責任感は必須です。自分事よりも世界の問題や、人類への慈悲や共感がなくては務まりません。ときには日常生活や家族よりも、世界の緊急事態への対応を優先せねばならない時もあるでしょう。

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私が提供するのは、秘教学の学び、とくに秘教占星学と宇宙光線の講座、そして祈願を効果的にするサイキックエネルギーの智慧は新たな学びであるアグニヨガを提供します。これらは祈願に必要な智慧であり、祈願にコミットしている人に奉仕する私の喜びのもとに、提供は無償です。 祈願のテーマは会員同士で対話して決めますが、その時々の世界のエネルギーの流れを感じ「世界の波動を整える」もしたいことです。だからエネルギーを視る能力が必要なので、エナジーワークを推奨していました。そして祈願における注意事項、そして効果的な祈願方法は、アリスベイリー秘教本で皆さんが学び、対話してきたことです。 私にとってこの8年は「The Stage of the Forerunnerー準備の時間」であり、ここからは実践に入っていく流れだと、ウエサク祭でも確信しました。
世界には「祈願でつながる流れ」が確かにおきています。それは秘教徒に限りませんし、特定の団体に限りません。どこかのグループに属して、グループ瞑想を深めていれば、そのグループリーダーが、他のグループと出逢い、そして共に祈りを深めるーという流れが、ここ数年の主流でした。それは世界的な潮流です。この6月のキリストの満月、大祈願の祝祭においても超党派で集った祈願の会があります。まさに「大祈願」が世界の祈りの言葉に成長していくのだーという感覚を、私は抱いています。
この祈願に加わる人は、その中心に「来るべき者」を感じていますが、すでに「そのもの」のエネルギーの顕れを感じている人はいます。
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世界中の直観的な人々がテレパシーや祈願でつながっていけば、世界は言葉少なく、シンプルになっていくでしょう。私自身も祈願を生きる生活に身を置くために、この夏には隠れ家への引越しを考えています。
祈願グループの会員募集や告知はありませんが、「祈りと信仰」というテーマに心を開きたい人には何かしらの情報共有はしていきたいと考えています。よって、このブログも変化の時をいずれ迎えるでしょう。
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