アリスベイリーの誕生日
- 2025年研究会
- 5 日前
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6月16日はアリスベイリーのお誕生日。
私は個人的にアリスが大好き、とくに彼女の辛辣なユーモアが!
こんなことを書けるアリスは、人生の師であり、遥か前方を歩く先輩です。
DK大師とのテレパシーコンタクトが始まる間に、アリスが神智学を学んだのは「計らい」だったはずですが、表面的にあった動機が「同郷の人と会ったら楽しいだろう」というDVと離婚で傷ついた心を癒すためーだったのは、偉大な啓示を受け取る前にしては、「私でも受け取れるかも」と、つい思えてしまうほどの動機です。でも、微笑ましい動機を隠さずに書けるアリスを私は見習いたいです。
本日の引用は「未完の自叙伝」より。アリスに心からの愛と感謝をこめて。

当時、パシフィック・グローブに、私と同じようなイギリスの社会的な背景を持つ二人のイギリス 人女性が住んでいました。私は彼女たちに会ったことはありませんでしたが、会いたいと思っていました。それは主に孤独感からでした。同郷の人と会ったら楽しいだろうと思ったのです。小さな町でしたので、私は通りのあちらこちらで彼女らを見かけることがありました。彼女たちが何か変わった主題に関する集会(神智学の講座)を客間で開いているという噂が私の耳に入りました。そして、彼女たちと私の両方を知っている友人が私を招待する手筈を整えてくれました。そういうわけで、そこへ行こうという動機はそれほど高尚なものではなかったのです。何か新しいことや興味深いことを聞くためとか、助けを求めるとかのために行ったわけではありません。この二人の女性に会いたかったからです。
そして、極めつけの大好きな文章!私も「思考の世界をくまなく渡り歩く講師にはなりたくない」と心に誓って、今日に至ります。なれているかしら、なれているーたぶん。
そこでの講義はとても退屈で、講師はとても下手でした。これ以上下手な講師がいるとは思えません。講師は覇気のない口調で「一千九百万年前に炎の主方が金星から到来し、人間にマインドの種を植えつけた」と話し始めました。そこにいた神智学徒を除いて、部屋の誰一人として彼が何を話しているのかが分かっていなかったと思います。彼が言ったことは私には全く無意味なことのように思えました。
講師は思考の世界を隈なく渡り歩いていました。彼は出席者に、それぞれにはコーザル体があり、 そのコーザル体には明らかにアグニシュヴァータが宿っていると語りました。そのようなことは私には全く意味のないことのように聞こえ、このような講義をして誰かの役に立つことがあるのだろうか ―という疑問を抱きました。私はそのとき、もし私が講義することになったら、この神智学の講師とは違ったやり方でするよう努力することを心に決めました。

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